代理ちゃん日誌

キホン自分用

たすらんのつくりかた VOL.3

今回は、集計後のデータ整理や画像生成のことを書きます。
このあたりの作業は、よく生放送で配信しながらやっていますので、この記事を読んだ後に見てみたら、いつも何をやってるのかわかりやすいかもしれません。

ランクデータの確認

前回の本集計で得られた「マイリスト集計」「検索集計」のデータを確認します。

前述のとおり、実際にランクの数値出しとして用いるのはマイリスト集計ですが、漏れがないかを確かめるため、検索集計のデータからランキング対象外動画を除いた動画数が、マイリス集計の動画数と同じかをチェックします。
適当なエクセルシートにそれぞれの集計データファイルをコピペし、検索集計のデータから対象外動画の行を削除して確かめます。

1枚のエクセルシートを作る

データを整理する

のちの様々な工程に使用するため、1枚のエクセルシートにランキングのデータをまとめていきます。
以下に毎月実際に使用しているテンプレートをアップしておりますので、これをもとに説明します。

  • まずSheet2に、マイリス集計の結果を貼り付けます。このとき、動画タイトルの「"」「&」が、ランキングメーカーで取得した際にそれぞれ「"」「&」などとなっているのを、置換で修正します。
  • 全選択し、通し番号(B列)の降順で並び替え、上から通し番号を1から順に振り直します。(投稿順にNo.1、2・・となるようにします)
  • 投稿日時の横の2列に、VOL.2で紹介した、年刊用のxlsファイルから、投稿者名・追記回数を引っ張ってきます。
  • ピックアップの動画には、追記回数の横の列に、「P」文字を入れてあげます。
  • 再び全選択し、G列(ポイント)の降順に並び替えます。
  • B・C列の間に列を挿入し、上から順に1、2・・・と数字を振っていきます。*1
  • 30位の動画が決まるところまで、シリーズ除外の動画を削除していきます。
  • その後、C列を再び1~30まで振り直します。これで当月分のランキングの順位データが出揃いました。
    f:id:heikin2525:20160824233939p:plain
    こんな感じになります。

  • 30位のデータまでを選択し、Sheet1に貼り付けていきます。投稿日時についてはLEFT関数で時分秒を削ったものを使うので、Sheet1へは、投稿日時までと、投稿者・追記を分けて貼り付けていきます。
  • Sheet2のL列(P文字をつけた列)で降順に並び替え、更に通し番号の昇順で並び替えたものを、Sheet1の下半分のところへ同様に貼り付けていきます。
    f:id:heikin2525:20160824235130p:plain
    こうなる I列は非表示にします。

    次はこの右側、「機種」「タグ」の列をそれぞれ入力していきます。

  • 機種・タグを入力する

    機種については頑張って調べて入力していきます。*2ここで入力する文字は、フレーム画像用に用意している機種アイコンのファイル名(拡張子除く)と同じものを入力しています。
    機種アイコンのファイルは、先代様の頃からいつもこちらこちらのフリー素材を使用させていただいております。

    f:id:heikin2525:20160913010402p:plain
    背景透過の57x57pxなpngをこのように用意しています。 元が小さいのをLanczos3で拡大しています。

    タグについては、頑張って調べて入力していきます。現在付いてるタグはニココメ、過去についてたタグなどはニコニコチャートニコタグニコログなどを利用しています。*3
    タグはおもしろいな~と思ったものを積極的に選んでいっています。当たり前ですが当該のTAS動画を見た後(つまり、後述の選定位置確認後)のほうが選びやすい(結局時間短縮になる)ので、このあたりは後回しにすることもあります。
    また、残りの列については、N列は「キームービーが公開状態にあるか」を入力する列で、もし公開されていればこの列の当該動画のセルに「k」を入力します。
    T列(画像切り替え)は、追記もしくはキームービー公開に入力があれば、関数によって自動入力されます。
    U列の「アスペクト」は、ピックアップ動画についてのみ対象で、もし使用する動画のアスペクト比が4:3以下の場合、この列の当該動画のセルに「43」を入力します。
    テンプレのシートを全て埋める*4と以下のxlsxファイルのようになります。
    '16年7月号ランキングで実際に使用したものです。

    画像生成

  • 上記のエクセルシートのB列を非表示にし、ランク・ピックごとに画像生成用にデータを取り出していきます。それぞれ、「A2:T31」(動画番号~画像切り替えまで1位~30位分)、「A33:Uxy」(動画番号~アスペクトまで)のように選択・コピーし、それぞれを別々にメモ帳に貼り付けテキストファイルとして保存します。
  • 3代目のアルファルドさんより受け継いだ素材画像データと、レイアウト用ファイルを用い、ランキング・ピックアップ部用の画像をニコニコランキングメーカーで生成していきます。
    f:id:heikin2525:20160913013441p:plain3代目さまから受け継いだファイル群たち これがなかったらヤバかった

    ランキングメーカーでのフレーム画像生成はニコニコランキングメーカー配布サイト内のマニュアルが詳しいです。
    マニュアルのサイトにもありますが、レイアウトファイル内には下記画像のように「#」ではじまる箇所がいくつかありますが、そこに、先ほど作成した、一覧エクセルからコピーしたテキストファイル(便宜上『ランクファイル』と呼びます)の、各行の各項目がひとつずつ当てはまっていくわけです。(エクセルのコピーですから、各項目はタブ区切りになっており、タブがあるごとに各項目はレイアウトファイルでいう#1・#2・・・というIDが充てられるわけです)
    イメージしにくいですので、詳しくは上記マニュアルサイトの「#記法」をご参照あれ・・・。
    f:id:heikin2525:20160913014112p:plain実際に使用しているランキングパート用レイアウトファイル

    以上が揃っている状態でニコニコランキングメーカーを開き、画像・動画生成タブを開きます。
    レイアウトビュアーボタンを押し、レイアウトファイル・ランクファイルを(「ファイルから」→「…」で)それぞれ指定し、「レイアウト読み込み」→「描画」を押していき、実際にうまいこと画像が生成されるかをチェックします。
    f:id:heikin2525:20160913015720p:plainよし!(中野くん)

    確認して大丈夫なら閉じ、今度は「画像・動画生成」タブで、レイアウトファイル・フレーム画像生成フォルダを指定し、ランクファイルを左下の「ファイルから入力」で指定し、「フレーム画像生成」ボタンを押すと、ランクファイルの全行の分が一気に生成されます。
    制作者が2人以上だったりするときは、制作者名のところでを改行をしないといけないので、当該動画の行で制作者名の箇所で、改行を入れたいところに「\n」を入力すれば、そこで改行できます。その際はレイアウトビューアにて制作者名のテキストオブジェクトのy座標をレイアウトファイルの数字をいじりつつ調整する必要があります。
    同じことをピックアップ分でも行います(レイアウトファイル・生成フォルダ・ランクファイルの指定をお忘れなく)。これでランクパート・ピックアップパート用の画像生成が完了しました。

    次回は、動画のダウンロードと選定位置の確認のことを書きます。

  • *1:これが実順位になります。

    *2:最近は匿名さんが集計・選定含めこちらの確認もおこなってくださっています、毎月ほんとにありがとうございます。

    *3:最近はニコログの管理者のnovenoveさんが、TASマイリスの動画分についてニコログで取得したものと同じようなデータを提供してくださっています、毎月ほんとにありがとうございます。

    *4:X列(秒数)・Y列(CMID)については、この時点ではまだ入力しないので、次回以降に言及します。