代理ちゃん日誌

キホン自分用

大阪⇔東京 コミケ移動手段の備忘録

コミケットに限らず、ここ何年か、東京と大阪を往復する機会が多くなってきた。
新幹線やLCCなど、超絶ラク〜にハイパースピードで移動出来る手段はごまんとある。
しかし悲しいかな、グッズや薄い本以外には極限までケチるオタクの性。どこまでも安く、そして時間の都合も良く、できればラクに移動したい!そんな我儘に苛まれる。
毎回いちから交通手段を調べては考え、予約しようとすれば時既におすし…という機会も増えてきた。
備忘録的に、自分が検討している大阪東京の移動手段を、ここに記事にしておこうと思う。

参加当日のタイムテーブル

メモがてら、前提として、コミケ当日のタイムテーブルを示しておく。

  • 午前4時30分:ここから深夜待機ではなく一般待機列扱い。
  • 午前5時1分:有楽町線下り始発[547S] 有楽町駅発*1
  • 午前5時21分:ゆりかもめ上り始発[500] 有明駅*2
  • 午前5時23分:りんかい線下り始発[臨時] 国展駅着*3
  • 午前6時0分~:一般待機列確定
  • 午前7時30分:サークル入場開始

--------7時までに国際展示場駅着が望ましい--------

  • ~午前8時0分:東ホールPS列形成
  • 午前9時0分:サークル入場口閉鎖

--------到着リミットは国展駅に8時45分頃--------

  • 午前9時25分:東フリーシャッター開放
  • 午前9時30分:東シャッターPS開始 ホール間シャッター閉鎖
  • 午前10時0分:頒布開始 一般入場開始
  • ~午後0時:一般フリー入場宣言
  • 午後4時0分:頒布終了

電車かバスか飛行機か

個人的に東京に行く機会は、コミケット・コミ1・その他ライブやイベントくらいだ。
3つ目はさておき、前者2つの即売会は、時期的にいわゆる『大型連休』『長期休暇』だ。交通機関や宿泊施設の混雑も激しくなる。
安く済ませようとすると、やはり前日夜に出発・イベント当日に直帰、という強行軍を強いられる。どこに泊まろうが、やはりお金はかかってしまう。

さて、大阪と東京は、鉄路・道路・空路のいずれでも結ばれている。
鉄道なら新幹線・在来線の2パターン。クルマなら自家用車・レンタカー・バスの3パターンが考えられる。
ではまず、残った飛行機というパターンについて考えてみよう。

飛行機

個人的な経験上、1度も空路で東京に向かったことがない。
飛行機で向かえば当日中に現地に入れるが、つまり現地での宿を確保しなければいけない。
ホテルやネットカフェで過ごすこともできるだろうが、余計な支出は増やしたくない。
それ以前に、仕事後に出発となると、乗ることのできる便も限られる。
繁忙期にはLCCでも運賃が高くなる飛行機において、選択肢が減るのは厳しい。

これらを踏まえた上で実際に調べてみると、

  • ジェットスターJJP210便(関西20:10→成田21:30)
  • JAL228便(関西21:15→羽田22:25)
  • ANA100便(関西21:35→羽田22:50)

往路ではこのあたりがギリギリ使えそうな時間帯だ。
ただ、お目当ての時期ではいずれも10000円を超える勢いの値段設定であり、更に空港までの移動費・時間が発生する。
復路も似たような状況であり、敢えて選択するような交通手段にはできない。

勿論、メリットとしては『1時間半ほどで都市間移動ができる』というものがある。もはや一般に、通勤通学にかかるような時間とさほど大差ない。
ただし冒頭にもあった「グッズや薄い本以外には極限までケチるオタク」の性、いくら早く着くからといって空路を選ぶことはなかった。


飛行機は厳しい。となると残るは公共交通機関か否か。
公共交通機関でない場合は、自家用車・レンタカーの2通りとなる。
レンタカーの場合は、長時間のレンタルになる(つまり高い)・返却の手間がある等から自家用車に対するメリットが薄いため、検討を行ったことがない。
自家用車で向かう場合、たいていコミケ期間であるお盆や年末年始では、ETC休日割引が適用される。
割引を考えた上で首都高⇔阪神高速の往復で、2万円弱くらいになる。
自分で運転するというのが大きな壁にはなるが、複数人で割り勘するとそこまで高くはないといえる。
更に乗り遅れといったものはないので、時間の自由度も大いにある。
あるとすれば渋滞への懸念か。ただしこれも、経験者の話を聞く限りは、「深夜移動」「ラッシュとは逆方向の移動」となりがちであるから、そこまで考慮する必要はないようだ。

電車

新幹線・在来線特急・在来線普通の3パターンで考えよう。

東海道新幹線

平日でも往復300本を超える運行本数で、利用時間の自由度は申し分ない。
前日現地入りが可能であるが、始発時刻が遅いので『当日早朝に現地入り』には利用できない(サークル参加の場合、入場には間に合うようだ*4)。
値段設定は時期で大きく変化せず、自由席13620円で固定だ。(繁忙期はこれに+200円)
「EX早得」や「ぷらっとこだま」を使えば割引があるが、前者は盆暮れ正月GW使用不可、後者は繁忙期には1500円高くなり選べる便も少ない。
繁忙期以外のイベントの帰りであれば、時間さえ合えばぷらっとこだまは検討できるかもしれない。

在来線特急

特急を使う場合は『サンライズ瀬戸・出雲』の利用が考えられる。
この特急には「ノビノビ座席」が1編成に56箇所用意され、運賃と特急料金のみで利用できる。
運賃は8750円、特急料金は繁忙期なら3630円。合計12380円。
しかし、この特急は定期便だと、上りでしか大阪に停車しない。
臨時便の場合は下りも大阪に停車するが、コミケ最終日には運行していない事が多い。
よって、サンライズは行きにしか使えない。そして値段は高い。競争率も高い。
しかし、過去にサンライズを利用してサークル参加をしようとした人が遅延に巻き込まれて大変なことになった有名なエピソードがある通り、手段の1つとして採用している人は居る。
(※参考:上りサンライズ5032M 大阪0時34分発→東京7時8分)

在来線普通

長期休み期間を中心に発売される「青春18きっぷ」。JR在来線を5日分乗り放題で11850円。1日あたり2370円。使用は断続でも可能。特急に乗れない等の条件はあるが、あまりに安い。
このきっぷを用いて旅をするオタクを『18キッパー』と呼ぶ通称があるほど、ポピュラーな格安きっぷだ。
特急に乗れないということは、上記サンライズ号は使えない。となると普通・快速を乗り継いで行くしか無いのか?
約9時間の旅を行う覚悟があるなら、その選択もある。しかし、まさにコミケシーズンを狙ったように運行される臨時列車が存在する。
夜行の臨時快速『ムーンライトながら』号だ。

青春18きっぷが発売される期間のうち、特に繁忙とされる期間にのみ臨時列車として運行される「快速」だ。快速なので、18きっぷで乗車ができる。(日付をまたぐ場合2日分の使用になる。)
岐阜県大垣駅と東京駅の間で、1日あたり上下各1本夜行で運行される。全車指定席である。指定券は大人1席500円。安すぎる。
勿論、18キッパーには有名な列車で、サンライズと同様、発売と同時に非常に激しい競争が繰り広げられる。2019年夏は下り8月1日から上り8月18日までの発売だが、いずれも発売日当日には指定券の売り切れが続出するだろう。
運行ダイヤもコミケ参加者にとって好都合で、上りは大垣22:48発→東京翌日5:05着、下りは東京23:10発→大垣翌日5:45着。長時間停車や運転停車も組み込まれており、道中ある程度の遅れは回復できるダイヤとなっている。
上りの場合、大阪を20:30に出る新快速に乗れば良い。下りでは8時頃には大阪に到着できる。

良いことづくめのように聞こえるが、デメリットも多い列車だ。
人気度の高さから、「指定席券の転売」が横行している。価格の安さから、たとい転売価格であっても一定の需要があるため、販売側にとっては格好の的となっている。
使用される車両は185系電車。普段から特急などにも使われているが、御年40歳近い車両だ。走行音がやかましいし、モーター真上の座席は振動がある。
車両の前後にデッキへの自動扉があり、乗客が通るたびに「プシー」と駆動音がなる。やかましい。
座席は4列。バスよりも中央の通路は広いが、前後の間隔は広くないので、窓側の乗客がトイレに立つ際は一旦どいてあげないと通れない。
また、始発駅から終着駅まで、車内灯は常にMAX全開である。理由はなんと「防犯のため」だそうだ。つまり、乗客の民度は推して知るべし。
JR在来線ということで、遅延のリスクが高い。東京・名古屋といった都市圏では他線から遅延の波及があったり、接続待ちを行ったりするかもしれない。

このように、睡眠や休息に向いている手段とはいえない。しかし『片道5240円』のインパクトはすさまじい。0泊3日の場合『往復8110円(片道換算4110円)』だ。
さらに、日付が変わってから初めて停車する駅で乗車した場合は、18きっぷ1日分の使用でよい。上りは豊橋、下りは小田原がそれに該当する。これを利用して更に安く済ませることができる。東京近郊では『都区内パス』『東京フリーきっぷ』など、イベント後の移動にも併用できそうなきっぷがある。
コミケ移動というジャンルに限ると、これ以上安く早く移動できる手段は無いと言えるのではないだろうか。
以上から、コミケ合わせでの利用が非常に多く、期間中の指定券購入の競争は特に熾烈となる。
JRのe5489やえきねっとみどりの窓口では、発売日の1ヶ月+1週間前から「事前受付」というサービスで、実質抽選購入を申込むことも可能だ。

個人的な体験を書くとすれば、毎回「2度と使うか」と誓うほど不快になるが、結局その次も安さに目がくらみ、都合が合えば利用している手段である。

バス

都市間を移動するといえば高速バス。特に、いわゆる「深夜バス」と呼ばれる夜行高速バスが、コミケ移動には有効な手段だろう。
かつて「ツアーバス」が格安の代名詞となった高速バスも、今や乗合バスのみとなっている。
価格とともに安全基準も上がったが、ツアーバスで名を馳せていた会社も多く健在だ。
飛行機と同様に、季節によって運賃が大きく変動する高速バスだが、特にコミケの時期は1年のうちでも最も高い。
興味深いのは、会社ごとに運賃の傾向が大きく変わっているところだ。

アーバス

例を挙げると「ウィラー」「さくら」「平成」など。とにかく値付が両極端という印象だ。
繁忙期は10000円を超える価格もざらで、逆に閑散期は最安値を競い合っている。
同じ便でも曜日によって数千円の差が出ていたり、もしくは予約サイトによって差が出ているケースも有る。
さらには、間際での割引や予約集中による値上げなど、同じ日の同じ便の中でも変動することがあったりする。

鉄道系

鉄道会社を親会社に持つ会社。もしくは地域の路線バスを主体に経営している会社なども便宜的に鉄道系としておく。
例を挙げると「京王バス」「大阪バス」「JRバス」など。
やはり「運賃の変動が一定範囲内」というのが大きな特徴で、ざっくり言うと「高すぎずもなく、安すぎずもない」。
閑散期はツアーバス系の運賃より安くならないが、繁忙期には場合によってツアーバス系よりも安い運賃がつくことがある。
JRバスに限ると、便数・シートのタイプも圧倒的で、評判も堅い。

シートの種類

上記を踏まえて、様々な選び方がある。
まずシートのタイプとして、主に「4列」「3列」がある。
4列シートはとにかく狭く、とにかく安い。便数も多く、安さを求める深夜バス乗客の需要が最も高いタイプだ。ツアーバス系が台頭している。
3列シートは鉄道系が長らく主力としているタイプで、運行会社のバリエーションが多い印象だ。薄く広くといった表現が近い。その分、人気の便の売切スピードも早い。価格帯も様々だ。
各会社でサービスもダイヤも千差万別、まさに選び放題だ。こと深夜バスにおいては、時間の自由度という点で新幹線を大きく凌いでいる。
安さ第一というのであれば4列シートが狙い目だ。コミケの時期に限っては、5000円を割る価格が狙い目と言える。
快適度とトレードオフするならば、3列シートだろう。「隣に人がいない」ことの快適さがどれだけ大きいかが身に沁みてわかる。

使える便

時間の自由度が大きなメリットといえる深夜バスのうち、「遅く出て」「早く着く」という、理想的なダイヤに近い便を紹介しておこう。
■遅く出る(大阪→東京方面)
 記事冒頭のタイムテーブルを参考に、「サークル入場開始までに着ける」ものを挙げてみた。

●4列
 ・青垣観光 たびのすけ4
  梅田23:50→東京5:54
 ・広栄交通 BL112
  梅田23:30→東京6:36
 ・ジャムジャム JX262
  梅田23:20→東京6:54
●3列
 ・ジャムジャム JX242
  梅田23:50→東京6:54
 ・ジャムジャム JX292
  難波23:30→東京6:42
 ・ミルキーウェイ CJ502
  難波23:00→東京6:12

■遅く出る(東京→大阪方面)

●4列
 ・ミルキーウェイ CJ505
  新宿24:40→梅田9:30
 ・ウィラー L170
  新宿24:40→梅田8:35
 ・サンシャイン SN06
  新宿24:30→梅田7:15
●3列
 ・ウィラー W169
  池袋24:50→桃山台8:20
 ・ミルキーウェイ CJ501
  東京24:20→難波08:00
 ・さくら TK31P
  東京24:10→京都7:50

■早く着く(大阪→東京方面)

●4列
 ・青垣観光 たびのすけ1
  京都22:30→東京5:06
 ・JRバス 青春エコ306
  大阪21:50→池尻大橋5:21
 ・サンシャイン SN01
  京都23:15→新宿5:30
●3列
 ・南海 MC101
  京都22:15→秋葉原4:54
 ・大阪バス OB2001
  京都22:45→東京5:15
 ・JRバス ドリーム402
  京都22:20→池尻大橋5:16

■早く着く(東京→大阪方面)

●4列
 ・JRバス 青春エコ303
  東京21:20→大阪5:28
 ・ユタカ YL015C
  池袋22:30→千里中央5:40
●3列
 ・ウィラー P6351
  大崎22:05→京都4:50
 ・大阪バス OB2102
  東京22:30→大阪5:55


3列で都合が良く、盆暮れGWに安い便となってくると、かなり限られてくる。上記のうち個人的に使用した事がある便だと、南海バス(上り)や大阪バス(上下とも)、サンシャインエクスプレス(下り)がある。東京からの帰りの便はまだ都合が付けやすいが。
元気だった頃は4列でも厭わず乗っていた。ウィラーなんかはコミケ向けの直行便まで作っている。C88の頃に利用したが、4:10ごろにディファ有明付近に到着するも、4:30を過ぎるまで車外に出られないようになっていた。律儀だなあ。

デメリットはやはり渋滞だ。事故渋滞やラッシュに伴う混雑は避けられないだろう。ただし鉄道などに比べ、運休となる割合は低い。
便によっては逆に、早着することもあったりする(バスタ新宿を経由する便では少ない印象)。

まとめ

安さを追求するならば、『バス(4列)』『在来線普通』、快適さを追求するなら『飛行機』『新幹線』となるだろう。また、『バス(3列)』の利用もバランスが取れている。

ちなみに次回夏コミでの移動手段は、ながら号を使う予定である・・・。


*1:豊洲5時9分、新木場5時14分着

*2:豊洲5時15分発

*3:新木場5時18分発

*4:のぞみ200号 新大阪6:00→品川8:16