ゲーム内容による集計基準や動画内での扱いに関する見解
※めっちゃ長いです。
※14年3月号のヴィータのランクインに疑問を持たれた方は、
「◆もっと具体的に説明してよ」からご覧いただけると幸いです。
その間、集計方法や対象動画も大規模・小規模に変わり、また各投稿者ごとに、どういった動画を除外するかというのは、（大きな枠組は変わっていないですが）少しずつ細かなところで、投稿者ごとに違っています。また、これからもそういった範囲で変化してゆくでしょう。
実際の例を挙げると、2代目さんの時代では、TAS動画であっても、「WIP」（Work in Progress：作成途中）の動画は対象外となっていました。また、3代目さんの時代では、チートコードを使用したTASが対象外となった例がありました。
さて、この記事で今回検討させていただこうと考えているのは、上記のような、ツールアシストのされ方の違いに着目してではなく、「ツールアシストされているゲームそのもの」に着目し、ランキング対象外・対象内を判断する基準や、当ランキング動画内での紹介の仕方をどのようにするべきか、ということについてです。
例えば、記憶に新しいと思われますが、2014年3月号ランキングでは「ヴィータ大脱出」という同人ゲームのTASが第1位にランクインしました。このゲームは、DLsite.com Maniaxにて18禁として販売されているゲームです。
また過去には、2013年3月号ランキングで、CEROによりZ指定（18歳以上のみ対象）となっている、「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」というPS2ゲームのTAS動画が、第1位にランクインしたこともあります。
こういった、販売や頒布できる年齢が都道府県条例や販売店の倫理規程等によって規制されているゲームが、ランクインした場合、またピックアップとして紹介させて頂くことになった場合、当ランキングとしてどういった対応を行えばいいかを検討していきたいと思います。
勿論、歴代の投稿者様ごとに、独自の判断基準を、一々明文化せず定めていらっしゃったのかもしれませんが、少なくとも私の代理制作開始（2013年5・6月合併号）時点からは、上記のようにゲーム内容による除外は原則として行っておりません。
これは、当ランキングが「ゲーム内容ではなく、動画の人気・反響」に重きをおき、その「人気・反響」の度合を具体的な数値として算出・ランク付けをした上で、紹介動画として纏めている、という性質であるためです。
言い換えると、ゲームタイトル自体の完成度・人気・内容は考慮しない、ということです。
「このゲームはクソゲーだから」「このゲームは視聴者ウケが悪いから」といった理由による除外や、「このゲームは有名で人気が高いから、ランクインするように別の動画を対象外にしよう」といった扱いは、当ランキングでは行いません。
そしてこれは、「はじめに」で触れたように、18歳未満へ悪影響を及ぼす恐れがあると専門的な機関（ソフ倫やCEROなど）により判定されたゲームや、18歳未満を対象としていない・また18歳未満への映示自体すらも規制がなされているゲームタイトルの動画も紹介してしまう可能性を孕んでいます。
そして実際に、上記の他にも下記のように、過去のTAS動画ランキングで、実際にそういったゲームを紹介した例が存在します。
・2008年12月号（「美少女写真館スタジオカット」：PickUp第85位 ※モザイク処理）
・2011年06月号（「グランド・セフト・オートIII」：第2位）
・2011年07月号（「グランド・セフト・オートIII」：第4位 「マックスペイン」：第18位）
・2011年08月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第11位）
・2012年01月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第15位）
・2012年02月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第16位）
・2012年03月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第25位）
・2012年05月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第3位）
・2012年06月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第1位）
・2012年07月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第2位
「michigan」：第5位）
・2012年08月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第7位
「michigan」：第22位）
・2012年09月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第7位
「michigan」：第18位）
・2013年03月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」：第1位
「kurovadis」：第8位）
・2013年04月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」：第7位）
・2013年07月号（「Eroico」：第7位）
・2013年12月号（「まいんスイーパー」：第26位）
・2014年03月号（「ヴィータ大脱出」：第1位）
では、ゲーム内容による除外といった扱いは、当ランキングにおいて妥当なのでしょうか？
ここで一度、「ゲーム内容による除外」を行った場合の、メリットとデメリットを挙げてみましょう。
・メリット
・性的描写や犯罪描写などによりR-18とされたゲームがランクインすることはないので、ランキング動画を通じて、18歳未満の視聴者が、そういった表現や、そういった表現が含まれるゲームに触れてしまったり、その存在を悟ってしまうことはなくなる。
・「プレイ技術の高さ」以外の要因により、再生数やマイリスト等のスコアを伸ばしランクインに至ってしまう作品が、少なくなることが期待できる（＝「技術的にはたいしてスゴくないのに、内容がえっちだから再生数等のスコアが伸び、ランクインに至った」ということがなくなる）。
・TASという手法が著しく適当でないゲーム（例：一方通行のノベルゲーム 等）が扱われ、ランクインするといったことがなくなる。
・デメリット
・未成年者に対し販売が規制されているゲームの、どこまでをランクイン対象外とするかの線引きが困難である。（例：『CERO Z指定・ソフ倫R-18指定は全部アウト』といった基準は本当に正しいのか？そもそもそういった基準をどうやって決定するのか？その基準が本当に正しいのかをどのように検証するのか？）
・「革新的なプレイ技術」等、ゲーム内容ではない点での評価として再生数等のスコアを伸ばした作品が、そのゲーム内容の所以でランクインできなかった場合、その除外により、当該月のTASの（技術や人気などを総合して）時世を反映したランキング動画としての意味合いが薄れる可能性がある。
・R-18ゲームや販売規制されているゲーム等が、「ランキング動画では紹介されないジャンル」となる（ただしそれにより、そういったジャンルのゲームのTASが盛り上がらなくなったり、技術の向上が進まなくなるといった影響があるとはいえない）。
デメリットの1つめの「線引きが困難」といった内容ですが、例えば、えっちなゲーム内の全く健全なミニゲームのTASですらアウトなのか、逆にえっちでないゲーム内のミニゲームやオマケ要素がめっちゃえっちだった場合どうするのか、等です。もしもこれから新たに「ゲーム内容による除外」といった対応を行うとなると、ここが非常にネックとなります。
日本では「コンピュータエンターテインメントレーティング機構（CERO）」や「コンピュータソフトウェア倫理機構（ソフ倫）」といった団体が、その独自の倫理規定により、ゲームの対象年齢がどのぐらいであるかや、対象年齢によって販売を規制するべきか否かを審査しています。この審査結果は実際に、青少年健全育成条例における販売規制や有害図書指定に採用されているケースが多くあります。
では、こういったレーティングに頼り、当ランキングでも「『ソフ倫R-18指定』や『CERO Z指定』のゲームはランクインせえへんよ」といった基準を設けるとなると、上記のような「まったくもって健全なR-18ゲームのミニゲームはどうなるのか」だとか、他にも「桃鉄の温泉とかハードによっては色々丸見えなんやけどそれはセーフなんかいな」といったところに加え、「今までランクインしていたR-18ゲームはセーフで、今からランクインするゲームはアウトなのはなぜか」といったところや、「個人制作の同人ゲームや、レーティングがなされていない商業ゲーム、CEROやソフ倫といった審査が存在しなかった時代のゲームに対してどのような線引きを行うのか」「同じゲームのシリーズで、一方がR-18で、一方がR-18でない作品（例：GTAや、エロゲの全年齢版 等）はどのように対応されるのか」といったところでの問題が想像できます。
例えば、「あのえっちなADVのPSPの全年齢版だけはOKね」としたところ、上記の除外によるメリットにあったような「18歳未満の視聴者がR-18なゲームの存在を悟ることがなくなる」といったところが成立しなくなるのではないでしょうか。
さらには、「同じR-18ゲーム」でも、めっちゃえっちなADVやノベルゲームのスピードランが投稿された場合や、GTAやFPSゲーム等暴力・犯罪描写が存在し「うる」ゲームのスーパープレイが投稿された場合などで、もしもその除外などの扱いを1つ1つ分けるとなると、その投稿され具合により、対応基準をその都度設定し直さなければならないかもしれません。
さらに、それが毎回適切な理解を得られるような、効果的な策定でないといけない、というのは、現実的な作業とは言えません。ある程度大雑把にしてしまったら、集計除外の理由説明が出来なくなり、公平なランキングであると言えなくなります。
ただし、上記のような問題点やデメリットが、現状の、「きまりが策定されていないから、何もかものゲームが、集計段階での未対応によりしれっとランクインしてしまう」といった状態の言い訳にはなりません。もしも集計対象動画のきまりが現状のまま、「めっちゃえっちなADVの本編はランク除外され、ミニゲームはランクインしたよ」といった場合、代理ちゃんはその除外理由を視聴者のみなさんに説明出来るだけの説得力を有するでしょうか。
さて、それでは、上記のようなケースバイケースでの限界を考慮したうえで、当ランキングの対象外作品の決定方針はどうあるべきなのでしょうか？
「ヴィータ大脱出」というゲームの販売規制については、販売の「ディーエルサイトコム」を運営する株式会社エイシスのコンプライアンスポリシー内「対象年齢指定について」を参照すると、『18禁指定』に該当する作品となっています。
この動画のランクインに対して、当ランキングの編集部では「過去にR-18ゲームの高順位へのランクインの事例が存在した」といったところもあり、ランクインの可否について議論を交わすようなことはありませんでした。第1位に相当するポイントを獲得したと判明した段階で、制作協力者の方が「さすがにモザイク等の処理が必要な箇所は抜粋できないです」といった形で、今回の選定箇所を指定して下さいました。
また、元動画では『このゲームはえっちな内容を含んでいます。』との説明文記載がありました。これが性的（と思われる）描写を含んでいても文句を言われないという免罪符にはならないはずです。が、そもそも当初は、そういった事由で運営側やユーザーの通報による削除がかかるだろうと考えておりました。さらにゲーム制作者様のブログ（のコメント欄）によりますと、ニコニコ動画に対して、制作者様の側からも動画内容に関して連絡（通報かどうかはわかりません）もあったようです。しかし、集計日になっても投稿者・運営双方による削除はなされず、そして私自身も、過去のR-18ゲーム紹介の前例があることにより、今回除外をすることの説得力は無いのではないかと考え、掲載に踏み切りました。
もし仮に、「ヴィータ大脱出」のランキング掲載に関して議論が起こっていたとすれば、以下の3つの対応が考えられます。
・掲載は問題ない … 対応Ⅰ
・ピックアップに留めるべき … 対応Ⅱ
・掲載を見送るべき … 対応Ⅲ
その主張点と、それに対しての反論として以下のようなものが考えられると思います。
対応Ⅰ：掲載は問題ない
主張1 過去にR-18ゲームのランクイン事例がある
主張2 動画内でR-18なシーンを選ばなければ、18歳未満の視聴者がそういった描写に触れることはない
主張3 動画は投稿者・運営・ユーザー通報のいずれによっても削除されなかった
→反論1 動画内で修正がなされていないR-18描写がある作品の第1位ランクインは初
→反論2 R-18な描写だけではなく、R-18ゲームの存在や内容自体を知るべきではない18歳未満の視聴者が、ランキング動画を通してR-18なゲームの存在や内容に触れてしまう
→反論3 運営の基準がランキング動画の基準ではない（転載動画等の対応で自明であり、寧ろ転載動画などに対するよりも深刻に対応されるべきである）。
対応Ⅱ：ピックアップに留めるべき
主張1 第1位として紹介するよりも、印象や注目度をやわらげることができる
→反論1 なぜランクイン相当のポイントを獲得した作品がPickUpとして紹介されるかの説明が行われることにより、結果的に視聴者の動画に対する認識は通常に掲載した場合と大差ない可能性がある。くわえて、正当な理由なしにPickUp掲載とした理由の説明を行わないことは、元動画に失礼な上、ランキングにも不信感を与える。
対応Ⅲ：掲載を見送るべき
主張1 18歳未満の視聴者が存在を知るべきではなく、見たくない人が見るべきではないゲームをランクインさせる必要はない
主張2 他のランキングではR-18な内容に対して除外を行っている
→反論1 過去のランキングでランクインしたゲームは、18歳未満の視聴者が存在を知るべきではなく、見たくない人が見るべきではないゲームではなかったのか。過去のR-18ゲームのランクインが問題なく今回のみ問題なのであれば、その理由を説明することは可能であるか。過去も問題であったとすれば、なぜ今回からは掲載を見送るのかを、適切に説明できるのか。
→反論2 当ランキングではR-18なゲームの扱いに対して基本的に運営の削除扱いに従っていく考えであったし、過去のR-18ゲームのランクインに対して異論やトラブルは発生していなかったので、当ランキングで独自にR-18ゲームの除外方針を策定する必要がなかったし、これからも必要ない可能性がある。
2014年3月号の制作段階において、私自身の個人の考えとして、対応Ⅰの反論2や対応Ⅲの主張1といったところが、対応Ⅲの反論1に説得力をもつことができないと考え、結果的に対応Ⅰの路線で進んでいったと記憶しております。
しかし、実際にランキング動画をアップし終え、この3つの対応案と12の主張を整理していくにつれ、私自身の考えや心境も変化していきました。
しかし同時に、個人的にはランキングの原則と考えております「客観的な指針以外でのランキング操作は妥当ではない」というところをクリアするようなものでなければならないと考えております。「このゲームはめちゃくちゃえっちだから」とか「このゲームはまぁ犯罪要素たっぷりだけど人気だし」といった主観的な対応をするべきではない、と考えているのです。
そこで、R-18指定のゲームに対しては「客観的な条件のみをクリア」した動画がランクインできる「条件付きランクイン」の可能性を探りたいと考えております。
しかし「『条件付きランクイン』を根拠とした除外扱い」は、はっきりと特定の年齢層への販売の禁止が明言されているゲームに対するものでありますから、この根拠以外による「ゲームの内容を受けての除外（＝主観的なランキング操作）」があり得ないということを保証する必要があります。
とはいえ、何もなしにハイ決めましょうとはいきませんから、いくつかの選択肢を提示させていただいた上で、そのうちから最も適当なものはどれであるかといった議論（できれば様々な角度から）をお願いしたいと思っております。そして、その中から最も適当と思われる案を1つ選出したいと考えております。何かしらで多数決を取るといった方法は少し危険なので、コメントでの意見交換となってしまう形になることをお許し下さい。必要であれば、別の新規記事を立ち上げてコメント用とすることを考えております。
まとめますと、今回決定したいことは、「これから新たに制定する、あらゆるR-18ゲームに対しての、『条件付きランクイン』の際の『条件』」となります。
施行はいつになるかわかりません。それまでにR-18ゲームがランクインした場合、私はとりあえず困ります。それまでは基本的にPickUpの予定はありません。
以下に、策定されるべき「基準」それぞれに「案」を示しております。そこから、「この案とこの案の組み合わせがいいんじゃないか」や、「これはどーなの」と意見していただいたり、「むしろ俺はこういう案が欲しい」といった意見をいただければと思います。
また、私が投稿できるブロマガ上か、もっと注目度のあるブロマガ上にて、
「TAS動画投稿のガイドライン」といったものを作成してみてはどうかと考えております。
初めてTAS動画を投稿する方、またいつもTAS動画を投稿しているけれどイマイチどんな感じに投稿したらいいか毎回迷っているといった方向けに、TAS動画では説明文にどういった情報を記すのが適当か、また上記のようなきわどいゲームの動画を投稿したい場合、例えばカテゴリタグはどうすればいいかであるとか、どういった配慮を行えばいいかといった情報などにくわえ、他のサイトからTAS動画の転載を行う際に、元動画の制作者の方への配慮・マナーとしてどういうことを行っておくべきか、といったことをも合わせて記し、いつでも参照できる、総合的な、TAS動画投稿を目指すユーザーへの案内役となればと考えております。
以上の件に関して、また当ランキング動画・ランキング制作者そのものへのご意見・ご質問などもあればお気軽にコメント欄へ書き込んでいただければと思います。
また、user/7717978の連絡先いずれかでも、受け付けています。不明な点を個別にご確認頂く際にご活用いただければ幸いです。
◆基準１ R-18なゲームのどこまでがアウトとなるべきか
※アウト＝対象外 ではありません。とりあえず他の作品と区別して扱うか否かという意味でセーフかアウトかといった言い回しをしていただければと思います。
・案1 CERO Z指定（18才以上のみ対象）のレーティングを採用する
案1-1α Zのうち「恋愛」「セクシャル」のコンテンツアイコンの作品のみアウト
案1-1β Zのうち「（上記以外の何か）」のコンテンツアイコンの作品のみアウト
案1-2 Zのうち過去にランキング実績のあるタイトル以外はアウト
案1-3 Zは全部アウト
・案2 ソフ倫 18禁作品のレーティングを採用する
案2-1 18禁作品のうち過去にランキング実績のあるタイトル以外はアウト（ないよ）
案2-2 18禁作品のうちエロ・グロジャンルの作品はアウト
案2-3 18禁作品は全部アウト
・案3 審査が行われていない作品向けに、独自の基準を設ける
案3-1 修正のないエロ・グロ描写はアウト
案3-2 修正のない犯罪・ギャンブル・暴力描写はアウト
・案4 R-18ゲーム作品動画の登録カテゴリ・登録タグに着目する
案4-1 「R-18」カテの動画はアウト
案4-2 「R-18」カテでない動画はアウト
案4-2 「ゲーム」カテである動画はアウト
案4-3 「ゲーム」カテでない動画はアウト
◆基準２ アウトな作品を掲載するか
・案5 アウトな作品を条件付きにランキング動画に掲載する
案5-1 アウト作品は一定のポイント数[※] 以上でないと対象とならない
案5-2 アウト作品はピックアップ対象にしかならない
案5-3 案1-1とするか案1-2とするかをマイリス率・コメント率などの実測値を元に決定
※「一定のポイント数」の例
・平均的なランク30位クラス：2万P～3万P
・ランキング中盤～上位クラス：10万P
・ランキングトップクラス：15万P～50万P
・案6 アウトな作品はランキング動画に掲載しない
◆基準２－１ アウトな作品を掲載する場合どうすべきか
・案7 見るべきでない視聴者にシーク・ジャンプを促す
案7-1 動画内で直前に18歳未満の視聴者に対し警告表示をする
案7-2 ジャンプボタンを設置する
案7-3 動画説明文にて18歳未満の視聴者に対し注意喚起をする
案7-0 動画内に描写が存在しない場合は、注意喚起が逆にゲーム内にそういった描写が存在することを示すことになるので、あえて言及しない
・案8 紹介映像を問題ないレベルにまで加工する
◆基準２－２ アウトな作品を掲載しない場合どうすべきか
・案9 除外した旨を告知する
案9-1 動画説明文に記載する
案9-2 動画内で言及する
案9-3 結果マイリストに記載する
・案10 除外した旨を告知しない
◆ご意見の例
●例１ CERO・ソフ倫は全てアウトで存在も明示したくない な場合
『基準1は案1-3・2-3・3-1・3-2
基準2は案6かつ基準2-2で案10にして、こういったタイトルは排除すべきだ！！』
●例２ 別に何がランクインしてもいーじゃん（いーじゃん） な場合
『基準1はさすがに案4-1はアリで
基準2は案5、基準2-1で案8のうえ案7-0ならバレないだろう！！』
(最終更新：2014/06/01)
※P.S.
Q. TAS動画にかぎらず、たくさんアップされているゲーム動画って、既存のニコニコの「権利侵害に関する動画投稿ガイドライン」を逸脱しまくってるんですがそれは…
A. そういった動画を投稿する方はいつでも運営による投稿動画削除・著作権侵害を根拠とした著作権者への賠償の義務といった刑事罰が科される可能性を考慮しておかなければならないということを大原則に据え、それを承知の上で動画投稿を行うべきです。（※TAS動画を作ることではなく、TAS動画をアップロードするということにおいて）
※14年3月号のヴィータのランクインに疑問を持たれた方は、
「◆もっと具体的に説明してよ」からご覧いただけると幸いです。
◆はじめに
TASランは2008年12月から現在まで、4人の投稿者により投稿されてきました。その間、集計方法や対象動画も大規模・小規模に変わり、また各投稿者ごとに、どういった動画を除外するかというのは、（大きな枠組は変わっていないですが）少しずつ細かなところで、投稿者ごとに違っています。また、これからもそういった範囲で変化してゆくでしょう。
実際の例を挙げると、2代目さんの時代では、TAS動画であっても、「WIP」（Work in Progress：作成途中）の動画は対象外となっていました。また、3代目さんの時代では、チートコードを使用したTASが対象外となった例がありました。
さて、この記事で今回検討させていただこうと考えているのは、上記のような、ツールアシストのされ方の違いに着目してではなく、「ツールアシストされているゲームそのもの」に着目し、ランキング対象外・対象内を判断する基準や、当ランキング動画内での紹介の仕方をどのようにするべきか、ということについてです。
例えば、記憶に新しいと思われますが、2014年3月号ランキングでは「ヴィータ大脱出」という同人ゲームのTASが第1位にランクインしました。このゲームは、DLsite.com Maniaxにて18禁として販売されているゲームです。
また過去には、2013年3月号ランキングで、CEROによりZ指定（18歳以上のみ対象）となっている、「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」というPS2ゲームのTAS動画が、第1位にランクインしたこともあります。
こういった、販売や頒布できる年齢が都道府県条例や販売店の倫理規程等によって規制されているゲームが、ランクインした場合、またピックアップとして紹介させて頂くことになった場合、当ランキングとしてどういった対応を行えばいいかを検討していきたいと思います。
◆現在（2014年4月号）までにおける対応
今までのTASランの集計対象のきまりでは、「ゲームの内容によって、集計対象とするか否かを判断する」といった規定は、存在いたしません（＝集計対象外とするとも、集計対象内とするとも言っていない）。勿論、歴代の投稿者様ごとに、独自の判断基準を、一々明文化せず定めていらっしゃったのかもしれませんが、少なくとも私の代理制作開始（2013年5・6月合併号）時点からは、上記のようにゲーム内容による除外は原則として行っておりません。
これは、当ランキングが「ゲーム内容ではなく、動画の人気・反響」に重きをおき、その「人気・反響」の度合を具体的な数値として算出・ランク付けをした上で、紹介動画として纏めている、という性質であるためです。
言い換えると、ゲームタイトル自体の完成度・人気・内容は考慮しない、ということです。
「このゲームはクソゲーだから」「このゲームは視聴者ウケが悪いから」といった理由による除外や、「このゲームは有名で人気が高いから、ランクインするように別の動画を対象外にしよう」といった扱いは、当ランキングでは行いません。
そしてこれは、「はじめに」で触れたように、18歳未満へ悪影響を及ぼす恐れがあると専門的な機関（ソフ倫やCEROなど）により判定されたゲームや、18歳未満を対象としていない・また18歳未満への映示自体すらも規制がなされているゲームタイトルの動画も紹介してしまう可能性を孕んでいます。
そして実際に、上記の他にも下記のように、過去のTAS動画ランキングで、実際にそういったゲームを紹介した例が存在します。
・2008年12月号（「美少女写真館スタジオカット」：PickUp第85位 ※モザイク処理）
・2011年06月号（「グランド・セフト・オートIII」：第2位）
・2011年07月号（「グランド・セフト・オートIII」：第4位 「マックスペイン」：第18位）
・2011年08月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第11位）
・2012年01月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第15位）
・2012年02月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第16位）
・2012年03月号（「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」：第25位）
・2012年05月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第3位）
・2012年06月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第1位）
・2012年07月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第2位
「michigan」：第5位）
・2012年08月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第7位
「michigan」：第22位）
・2012年09月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ」：第7位
「michigan」：第18位）
・2013年03月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」：第1位
「kurovadis」：第8位）
・2013年04月号（「グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ」：第7位）
・2013年07月号（「Eroico」：第7位）
・2013年12月号（「まいんスイーパー」：第26位）
・2014年03月号（「ヴィータ大脱出」：第1位）
◆では、特別な扱いや除外をする必要性はあるの？あったの？
繰り返しになりますが、現在TASランで行われている「除外」や「特別な扱い（例：30位以内にランクインしている動画をピックアップとして紹介したり、除外したりする）」に該当する動画は、そのゲーム内容ではなく、例えば「悪質な転載動画や既出動画だった」といった「投稿のされ方」や、例えば「動画の内容が著しく『Tool-Assisted Speedrun (またはSuperPlay)』に該当しなさすぎる」といった「動画内容のあり方」に着目して、時にそれについて言及したり、時に問答無用で除外したり、ランクインは見送るけれどピックアップしたり、といった紹介をさせて頂いております。つまり、「ゲーム内容」によるランキング除外は、少なくとも私の担当した号では実績がありません。では、ゲーム内容による除外といった扱いは、当ランキングにおいて妥当なのでしょうか？
ここで一度、「ゲーム内容による除外」を行った場合の、メリットとデメリットを挙げてみましょう。
・メリット
・性的描写や犯罪描写などによりR-18とされたゲームがランクインすることはないので、ランキング動画を通じて、18歳未満の視聴者が、そういった表現や、そういった表現が含まれるゲームに触れてしまったり、その存在を悟ってしまうことはなくなる。
・「プレイ技術の高さ」以外の要因により、再生数やマイリスト等のスコアを伸ばしランクインに至ってしまう作品が、少なくなることが期待できる（＝「技術的にはたいしてスゴくないのに、内容がえっちだから再生数等のスコアが伸び、ランクインに至った」ということがなくなる）。
・TASという手法が著しく適当でないゲーム（例：一方通行のノベルゲーム 等）が扱われ、ランクインするといったことがなくなる。
・デメリット
・未成年者に対し販売が規制されているゲームの、どこまでをランクイン対象外とするかの線引きが困難である。（例：『CERO Z指定・ソフ倫R-18指定は全部アウト』といった基準は本当に正しいのか？そもそもそういった基準をどうやって決定するのか？その基準が本当に正しいのかをどのように検証するのか？）
・「革新的なプレイ技術」等、ゲーム内容ではない点での評価として再生数等のスコアを伸ばした作品が、そのゲーム内容の所以でランクインできなかった場合、その除外により、当該月のTASの（技術や人気などを総合して）時世を反映したランキング動画としての意味合いが薄れる可能性がある。
・R-18ゲームや販売規制されているゲーム等が、「ランキング動画では紹介されないジャンル」となる（ただしそれにより、そういったジャンルのゲームのTASが盛り上がらなくなったり、技術の向上が進まなくなるといった影響があるとはいえない）。
デメリットの1つめの「線引きが困難」といった内容ですが、例えば、えっちなゲーム内の全く健全なミニゲームのTASですらアウトなのか、逆にえっちでないゲーム内のミニゲームやオマケ要素がめっちゃえっちだった場合どうするのか、等です。もしもこれから新たに「ゲーム内容による除外」といった対応を行うとなると、ここが非常にネックとなります。
日本では「コンピュータエンターテインメントレーティング機構（CERO）」や「コンピュータソフトウェア倫理機構（ソフ倫）」といった団体が、その独自の倫理規定により、ゲームの対象年齢がどのぐらいであるかや、対象年齢によって販売を規制するべきか否かを審査しています。この審査結果は実際に、青少年健全育成条例における販売規制や有害図書指定に採用されているケースが多くあります。
では、こういったレーティングに頼り、当ランキングでも「『ソフ倫R-18指定』や『CERO Z指定』のゲームはランクインせえへんよ」といった基準を設けるとなると、上記のような「まったくもって健全なR-18ゲームのミニゲームはどうなるのか」だとか、他にも「桃鉄の温泉とかハードによっては色々丸見えなんやけどそれはセーフなんかいな」といったところに加え、「今までランクインしていたR-18ゲームはセーフで、今からランクインするゲームはアウトなのはなぜか」といったところや、「個人制作の同人ゲームや、レーティングがなされていない商業ゲーム、CEROやソフ倫といった審査が存在しなかった時代のゲームに対してどのような線引きを行うのか」「同じゲームのシリーズで、一方がR-18で、一方がR-18でない作品（例：GTAや、エロゲの全年齢版 等）はどのように対応されるのか」といったところでの問題が想像できます。
例えば、「あのえっちなADVのPSPの全年齢版だけはOKね」としたところ、上記の除外によるメリットにあったような「18歳未満の視聴者がR-18なゲームの存在を悟ることがなくなる」といったところが成立しなくなるのではないでしょうか。
さらには、「同じR-18ゲーム」でも、めっちゃえっちなADVやノベルゲームのスピードランが投稿された場合や、GTAやFPSゲーム等暴力・犯罪描写が存在し「うる」ゲームのスーパープレイが投稿された場合などで、もしもその除外などの扱いを1つ1つ分けるとなると、その投稿され具合により、対応基準をその都度設定し直さなければならないかもしれません。
さらに、それが毎回適切な理解を得られるような、効果的な策定でないといけない、というのは、現実的な作業とは言えません。ある程度大雑把にしてしまったら、集計除外の理由説明が出来なくなり、公平なランキングであると言えなくなります。
ただし、上記のような問題点やデメリットが、現状の、「きまりが策定されていないから、何もかものゲームが、集計段階での未対応によりしれっとランクインしてしまう」といった状態の言い訳にはなりません。もしも集計対象動画のきまりが現状のまま、「めっちゃえっちなADVの本編はランク除外され、ミニゲームはランクインしたよ」といった場合、代理ちゃんはその除外理由を視聴者のみなさんに説明出来るだけの説得力を有するでしょうか。
さて、それでは、上記のようなケースバイケースでの限界を考慮したうえで、当ランキングの対象外作品の決定方針はどうあるべきなのでしょうか？
◆もっと具体的に説明してよ
では、先ほども例に挙げましたが、皆様の記憶に新しいと思われます2014年3月号ランキングにて1位となった、「ヴィータ大脱出」のランクインのケースで考えていきましょう。「ヴィータ大脱出」というゲームの販売規制については、販売の「ディーエルサイトコム」を運営する株式会社エイシスのコンプライアンスポリシー内「対象年齢指定について」を参照すると、『18禁指定』に該当する作品となっています。
この動画のランクインに対して、当ランキングの編集部では「過去にR-18ゲームの高順位へのランクインの事例が存在した」といったところもあり、ランクインの可否について議論を交わすようなことはありませんでした。第1位に相当するポイントを獲得したと判明した段階で、制作協力者の方が「さすがにモザイク等の処理が必要な箇所は抜粋できないです」といった形で、今回の選定箇所を指定して下さいました。
また、元動画では『このゲームはえっちな内容を含んでいます。』との説明文記載がありました。これが性的（と思われる）描写を含んでいても文句を言われないという免罪符にはならないはずです。が、そもそも当初は、そういった事由で運営側やユーザーの通報による削除がかかるだろうと考えておりました。さらにゲーム制作者様のブログ（のコメント欄）によりますと、ニコニコ動画に対して、制作者様の側からも動画内容に関して連絡（通報かどうかはわかりません）もあったようです。しかし、集計日になっても投稿者・運営双方による削除はなされず、そして私自身も、過去のR-18ゲーム紹介の前例があることにより、今回除外をすることの説得力は無いのではないかと考え、掲載に踏み切りました。
もし仮に、「ヴィータ大脱出」のランキング掲載に関して議論が起こっていたとすれば、以下の3つの対応が考えられます。
・掲載は問題ない … 対応Ⅰ
・ピックアップに留めるべき … 対応Ⅱ
・掲載を見送るべき … 対応Ⅲ
その主張点と、それに対しての反論として以下のようなものが考えられると思います。
対応Ⅰ：掲載は問題ない
主張1 過去にR-18ゲームのランクイン事例がある
主張2 動画内でR-18なシーンを選ばなければ、18歳未満の視聴者がそういった描写に触れることはない
主張3 動画は投稿者・運営・ユーザー通報のいずれによっても削除されなかった
→反論1 動画内で修正がなされていないR-18描写がある作品の第1位ランクインは初
→反論2 R-18な描写だけではなく、R-18ゲームの存在や内容自体を知るべきではない18歳未満の視聴者が、ランキング動画を通してR-18なゲームの存在や内容に触れてしまう
→反論3 運営の基準がランキング動画の基準ではない（転載動画等の対応で自明であり、寧ろ転載動画などに対するよりも深刻に対応されるべきである）。
対応Ⅱ：ピックアップに留めるべき
主張1 第1位として紹介するよりも、印象や注目度をやわらげることができる
→反論1 なぜランクイン相当のポイントを獲得した作品がPickUpとして紹介されるかの説明が行われることにより、結果的に視聴者の動画に対する認識は通常に掲載した場合と大差ない可能性がある。くわえて、正当な理由なしにPickUp掲載とした理由の説明を行わないことは、元動画に失礼な上、ランキングにも不信感を与える。
対応Ⅲ：掲載を見送るべき
主張1 18歳未満の視聴者が存在を知るべきではなく、見たくない人が見るべきではないゲームをランクインさせる必要はない
主張2 他のランキングではR-18な内容に対して除外を行っている
→反論1 過去のランキングでランクインしたゲームは、18歳未満の視聴者が存在を知るべきではなく、見たくない人が見るべきではないゲームではなかったのか。過去のR-18ゲームのランクインが問題なく今回のみ問題なのであれば、その理由を説明することは可能であるか。過去も問題であったとすれば、なぜ今回からは掲載を見送るのかを、適切に説明できるのか。
→反論2 当ランキングではR-18なゲームの扱いに対して基本的に運営の削除扱いに従っていく考えであったし、過去のR-18ゲームのランクインに対して異論やトラブルは発生していなかったので、当ランキングで独自にR-18ゲームの除外方針を策定する必要がなかったし、これからも必要ない可能性がある。
2014年3月号の制作段階において、私自身の個人の考えとして、対応Ⅰの反論2や対応Ⅲの主張1といったところが、対応Ⅲの反論1に説得力をもつことができないと考え、結果的に対応Ⅰの路線で進んでいったと記憶しております。
しかし、実際にランキング動画をアップし終え、この3つの対応案と12の主張を整理していくにつれ、私自身の考えや心境も変化していきました。
◆結論
少なくとも私の代理担当となった2013年5・6月合併号から現在までの間は、ランキング対象の規定上「R-18ゲームは、運営や投稿者により削除されなければ、全てふつーにランクインの可能性がある」というものでした。しかし、もしも過去の投稿者様においてもこういった状態であったとすれば、今回明示的に「R-18なゲームに対してはこういった扱いをします」と決めることが望ましいとの考えに至りました。「悪質転載動画は…」であるとか、「チート動画は…」であるとか、そういったものとは一線を画する、デリケートで重要な問題であると考えたからです。しかし同時に、個人的にはランキングの原則と考えております「客観的な指針以外でのランキング操作は妥当ではない」というところをクリアするようなものでなければならないと考えております。「このゲームはめちゃくちゃえっちだから」とか「このゲームはまぁ犯罪要素たっぷりだけど人気だし」といった主観的な対応をするべきではない、と考えているのです。
そこで、R-18指定のゲームに対しては「客観的な条件のみをクリア」した動画がランクインできる「条件付きランクイン」の可能性を探りたいと考えております。
しかし「『条件付きランクイン』を根拠とした除外扱い」は、はっきりと特定の年齢層への販売の禁止が明言されているゲームに対するものでありますから、この根拠以外による「ゲームの内容を受けての除外（＝主観的なランキング操作）」があり得ないということを保証する必要があります。
◆ではその「客観的な条件」とはどうすれば？
当ランキングは、ランキング制作者が気に入った動画を対象としてランク付けしているわけではなく、みなさんが投稿した動画のうちから、みなさんが気に入った動画を、客観的な基準や指標を用いて、ランキング制作者が動画化しているだけであって、「客観的な基準」の新たな策定においても、私個人の考えよりも皆さんの総意が反映されるものでなければ、「条件付きランクイン」といった操作の働きが悪くなってしまいます。とはいえ、何もなしにハイ決めましょうとはいきませんから、いくつかの選択肢を提示させていただいた上で、そのうちから最も適当なものはどれであるかといった議論（できれば様々な角度から）をお願いしたいと思っております。そして、その中から最も適当と思われる案を1つ選出したいと考えております。何かしらで多数決を取るといった方法は少し危険なので、コメントでの意見交換となってしまう形になることをお許し下さい。必要であれば、別の新規記事を立ち上げてコメント用とすることを考えております。
まとめますと、今回決定したいことは、「これから新たに制定する、あらゆるR-18ゲームに対しての、『条件付きランクイン』の際の『条件』」となります。
施行はいつになるかわかりません。それまでにR-18ゲームがランクインした場合、私はとりあえず困ります。それまでは基本的にPickUpの予定はありません。
以下に、策定されるべき「基準」それぞれに「案」を示しております。そこから、「この案とこの案の組み合わせがいいんじゃないか」や、「これはどーなの」と意見していただいたり、「むしろ俺はこういう案が欲しい」といった意見をいただければと思います。
◆「客観的な基準」の決定後は？
決定後のランキングの、対象動画のきまりとして即座に反映させます。また、私が投稿できるブロマガ上か、もっと注目度のあるブロマガ上にて、
「TAS動画投稿のガイドライン」といったものを作成してみてはどうかと考えております。
初めてTAS動画を投稿する方、またいつもTAS動画を投稿しているけれどイマイチどんな感じに投稿したらいいか毎回迷っているといった方向けに、TAS動画では説明文にどういった情報を記すのが適当か、また上記のようなきわどいゲームの動画を投稿したい場合、例えばカテゴリタグはどうすればいいかであるとか、どういった配慮を行えばいいかといった情報などにくわえ、他のサイトからTAS動画の転載を行う際に、元動画の制作者の方への配慮・マナーとしてどういうことを行っておくべきか、といったことをも合わせて記し、いつでも参照できる、総合的な、TAS動画投稿を目指すユーザーへの案内役となればと考えております。
以上の件に関して、また当ランキング動画・ランキング制作者そのものへのご意見・ご質問などもあればお気軽にコメント欄へ書き込んでいただければと思います。
また、user/7717978の連絡先いずれかでも、受け付けています。不明な点を個別にご確認頂く際にご活用いただければ幸いです。
◆基準１ R-18なゲームのどこまでがアウトとなるべきか
※アウト＝対象外 ではありません。とりあえず他の作品と区別して扱うか否かという意味でセーフかアウトかといった言い回しをしていただければと思います。
・案1 CERO Z指定（18才以上のみ対象）のレーティングを採用する
案1-1α Zのうち「恋愛」「セクシャル」のコンテンツアイコンの作品のみアウト
案1-1β Zのうち「（上記以外の何か）」のコンテンツアイコンの作品のみアウト
案1-2 Zのうち過去にランキング実績のあるタイトル以外はアウト
案1-3 Zは全部アウト
・案2 ソフ倫 18禁作品のレーティングを採用する
案2-1 18禁作品のうち過去にランキング実績のあるタイトル以外はアウト（ないよ）
案2-2 18禁作品のうちエロ・グロジャンルの作品はアウト
案2-3 18禁作品は全部アウト
・案3 審査が行われていない作品向けに、独自の基準を設ける
案3-1 修正のないエロ・グロ描写はアウト
案3-2 修正のない犯罪・ギャンブル・暴力描写はアウト
・案4 R-18ゲーム作品動画の登録カテゴリ・登録タグに着目する
案4-1 「R-18」カテの動画はアウト
案4-2 「R-18」カテでない動画はアウト
案4-2 「ゲーム」カテである動画はアウト
案4-3 「ゲーム」カテでない動画はアウト
◆基準２ アウトな作品を掲載するか
・案5 アウトな作品を条件付きにランキング動画に掲載する
案5-1 アウト作品は一定のポイント数[※] 以上でないと対象とならない
案5-2 アウト作品はピックアップ対象にしかならない
案5-3 案1-1とするか案1-2とするかをマイリス率・コメント率などの実測値を元に決定
※「一定のポイント数」の例
・平均的なランク30位クラス：2万P～3万P
・ランキング中盤～上位クラス：10万P
・ランキングトップクラス：15万P～50万P
・案6 アウトな作品はランキング動画に掲載しない
◆基準２－１ アウトな作品を掲載する場合どうすべきか
・案7 見るべきでない視聴者にシーク・ジャンプを促す
案7-1 動画内で直前に18歳未満の視聴者に対し警告表示をする
案7-2 ジャンプボタンを設置する
案7-3 動画説明文にて18歳未満の視聴者に対し注意喚起をする
案7-0 動画内に描写が存在しない場合は、注意喚起が逆にゲーム内にそういった描写が存在することを示すことになるので、あえて言及しない
・案8 紹介映像を問題ないレベルにまで加工する
◆基準２－２ アウトな作品を掲載しない場合どうすべきか
・案9 除外した旨を告知する
案9-1 動画説明文に記載する
案9-2 動画内で言及する
案9-3 結果マイリストに記載する
・案10 除外した旨を告知しない
◆ご意見の例
●例１ CERO・ソフ倫は全てアウトで存在も明示したくない な場合
『基準1は案1-3・2-3・3-1・3-2
基準2は案6かつ基準2-2で案10にして、こういったタイトルは排除すべきだ！！』
●例２ 別に何がランクインしてもいーじゃん（いーじゃん） な場合
『基準1はさすがに案4-1はアリで
基準2は案5、基準2-1で案8のうえ案7-0ならバレないだろう！！』
(最終更新：2014/06/01)
※P.S.
Q. TAS動画にかぎらず、たくさんアップされているゲーム動画って、既存のニコニコの「権利侵害に関する動画投稿ガイドライン」を逸脱しまくってるんですがそれは…
A. そういった動画を投稿する方はいつでも運営による投稿動画削除・著作権侵害を根拠とした著作権者への賠償の義務といった刑事罰が科される可能性を考慮しておかなければならないということを大原則に据え、それを承知の上で動画投稿を行うべきです。（※TAS動画を作ることではなく、TAS動画をアップロードするということにおいて）
